junge Welt 16年11月26日
※ドイツのwebメディアです。リンクが切れてしまったのでスキャンしたものをアップロードしました。以下、抄訳です。
「君主制を支持する暴徒者集団」
日本:ウルトラナショナリストが、天皇制廃止を訴えるデモを攻撃
天皇が8月に退位の意向を表明してから、日本では、彼の生前退位について議論になっている。日本人の大多数は健康問題を抱えた天皇の意向を支持しているが、退位には憲法上明確な規定がない。保守右派の安倍政権は、難しい舵取りを強いられている。
根本的な天皇制廃止を訴えている人々は、これを機会に市民に訴えようとしている。そこには議会外左翼、アナーキストグループ、アナルコサンディカリズムのグループが含まれる。日曜日、数十人のデモ参加者が「天皇制は不要だ」を旗印に吉祥寺に集合した。日本の極左を扱うブログ「書を捨てよ」の情報によれば、このデモは反軍国主義団体の主導によって行われた。Youtubeで公開されたビデオによれば、デモ隊はガントレット(中世ヨーロッパやアメリカで行われた軍隊の間を通り抜ける刑罰)のように警察たちに挟まれており、明らかに通常のデモ以上に警備されている。それは、超国家主義グループの支持者からなる暴徒から彼らを守るためのものである。この者たちは、デモ隊のコールをメガホンで妨害し、プラカードを奪い取り、デモ隊のバスの窓を殴りつけた。
このデモ参加者たちの天皇制廃止の訴えは、天皇を公に批判してはならないという「菊のタブー」を犯したのだ。10万人と言われる極右グループの支持者だけでなく、天皇は(一般国民にとっても)国民と日本のアイデンティティーの神聖なシンボルである。天皇を批判するものは、いまだに暴力で脅かされる。
(以下2段落には戦前から戦後の天皇の地位に関しての説明のあと、戦後占領群は天皇を訴追しなかった。昭和天皇の戦争責任を問うことはいまだにタブーで、天皇の戦争責任を問う研究者は今でも、右翼から脅迫や暴力を覚悟しないといけないことについて書かれています。)
生前退位!?皇族解散しろ!11・20天皇制いらないデモ
「生前退位!?皇族解散しろ!11・20天皇制いらないデモ」
日時:11月20日(日) 12:45集合 14:00デモ出発予定
会場:井の頭公園・三角広場
(井の頭線「井の頭公園駅」下車すぐ。
主催:11・20天皇制いらないデモ実行委員会
tennooutあっとまーくgmail.com (「あっとまーく」は@にしてください)/ 042‐525-9036(立川テント村)
※プラカード、横断幕など、どんどん持ってきてください!
天皇にまつろわない人民の力を見せつけよう!
【呼びかけ】
8月8日、天皇は「生前退位」
(正式名称「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」
このメッセージのなかで天皇は、
つつあると言い、「いきいきと社会に内在し、
のつとめ」であり「
と」に国民の理解を求める、と結びました。
天皇は憲法で定められた自らの仕事を踏み越えて自己主張し、
息子への安定的な継承を私たちに求めています。
に自らの手で「平成Xデー」を設定し、
でしょう。
私たちはそれをやすやすと見逃していいのでしょうか?
※ ※ ※ ※ ※
昭和天皇裕仁のように戦争の血で汚れた過去を持っていなくても、
皇制は私たちの社会に深刻な差別・人権侵害・歴史観の捏造・
もたらしてきました。
「国民統合の象徴」が、ガチガチの男系血統主義の百代を越す(
世襲一族に担われている日本。
天皇制反対の意見はマスコミ・世論から抹殺され、
警察や右翼による暴力・恫喝・
「昭和天皇は平和を願っていた」と主張し続ける明仁天皇が、
に出て「平和の伝道者」ともてはやされる日本。
たった数人の皇族のために年間250億円の税金を浪費し、
の莫大な国有財産を私物化することを許している日本。
※ ※ ※ ※ ※
あきらかに異常な、これ以上ない差別的で非-民主的な制度を、
私たちは後生大事に「象徴」として抱きしめていくのでしょうか?
ヘイトスピーチ規制法が制定されましたが、
「象徴」として掲げたまま、
天皇明仁がくだした「平成Xデー」の大号令を、
「生前退位?だったら皇族解散しろ!」
天皇代替わりに反対する、11・20天皇制いらないデモへ!