11.20天皇制いらないデモ実行委員会ブログ★

noisy minority!3  「天皇制いらないデモ」、こう思う

混乱の中でも意思表示できる方法を

     ………Dさん

 天皇制との戦いは厳しいものだ。
 平成天皇の代替わりへの戦いが始まっている。それは生前退位という皇室制度問題ではなく天皇制の有りように対する戦いだ。
 大勢の警備陣とそれに黙認された右翼の罵声と暴力。プラカードと旗は破られ取られ、デモのアピールがまわりの市民には判らなくなってしまっていた。
 押し合いへし合いの混乱の中でも、何とか市民に意思表示をできる旗をつくりたいと思いました。反天皇制の声とともに、デモ参加を私の周辺に呼びかけるようにします。
 デモのボリュームも大切です。
 押し掛けてきたのは街宣右翼のような人たちだか、安倍政権を支える日本会議神社本庁の戦前回帰派との論戦軸を考えなくてはと思いました。
 天皇の慰霊外交の旅、被災地訪問、憲法擁護などの裏にある「つかみどころがないぼやっとしたきれいごとだけの平和」が日本の象徴なのか。「平成天皇の正体と役割」に目をむけなくてはならないと思う。

 

機動隊に人間扱いされなかった

     ………Vさん

  その日の吉祥寺駅周辺はやたらと物々しい空気に溢れており、緊張しながらも集合場所に向かいました。
 集合場所に到着すると、日の丸を持った右翼が拡声器でよくわからないことを喋っており、それを聞いた若い女性(一般の方)が「右翼って意外と優しくてウケる」みたいなことを言っていてちょっとへこみました。
 デモが出発となり、住宅街に入った時点で右翼の妨害が始まり、まともに進まなくなりました。天皇制に反対するデモは何度か参加したことがありますが、今回のデモのような右翼が無造作に突っ込んできたり、警察に押されて何度も転んでしまうということは初めてでした。プラカードも取られ、踏みつけられました。
 私は足腰が弱いため、機動隊に押され何度も転び、「もう歩けない!」と思い路上に座り込んでしまったのですが、そのときの機動隊員の酷い罵声は忘れられません。まるで人間扱いされていないようでした。
 なによりショックだったのは、平和を訴えているような人たちが「吉祥寺で天皇制に反対するデモをするなんて迷惑だ!」と言っていたことです。
 「ニーメラーの警句」とはいったいなんだったのか、考えざるを得ませんでした。

 

 右翼にどつかれ頭にコーヒーかけられ…

     ………Pさん

 昨日デモに参加したんだけど、天皇制反対と言うだけで右翼にどつかれたり、頭にコーヒー掛けられたり、プラカ破壊されたり酷い目にあった。
 しかし、それ以上にムカついたのはおじいさんおばあさんに殴る蹴るの暴行をするクソ右翼とそれを逮捕しない警察。
 私もおばあさんが襲われていた時右翼から引き剥がしてあげたけど…
 団体の車もガラスが割られたり、トラメガが3台も壊され、服は破られみんな酷い襲撃を目の当たりにし、怒りしかなかった。
 天皇制に反対と言うだけでこれだけ暴行されるってどういうこと?
 警察も殴られた人いるのに逮捕しないなんて本気でありえないと思った。
 SEALsの渋谷デモの時にもこういう奴がわんさか来たが、警察がその時も止めなかったのは有名な話。
 市民のデモの権利が右翼によって脅かされている今の現状に危機感を持ってます。

 

 

 一生忘れられないような強烈なインパクトのデモ

     ………Eさん

  11月20日、吉祥寺で行われた天皇いらないデモに参加しました。私にとっては一生忘れられないような強烈なインパクトのあるデモでした。
 デモをスタートして井の頭公園から住宅街のところへ少し進んだあたりで、右翼による強烈なアタックに合い、しかもその勢いがものすごくて前に進めず・・・先導カーのメガホンの電源を外そうとする右翼が車に飛びかかったり、プラカードを持つ人々からそれを破壊しようと力づくでひったくろうとし、トラメを持ってる人も狙われました。
 私も必死にプラカードを握っていましたが、ものすごいチカラで引っ張られ、結局取られてしまいました。細い路地でデモ参加者と右翼と機動隊がもみくちゃになって呼吸もできないくらいの状態の中で、私は「これは一体何なのだろう?」と思いました。天皇制に対して国民が自分達の意思や思いを自由に発言してはいけないのか?
 なぜ警察は、車のフロントガラスを破壊したり、人々が持っているモノを力づくで奪いそれらを破壊する右翼を逮捕しないのか?自分達と違う意見を持つ人々を、自分達にとって不都合な意見を持つ人々をチカラで抑え込もうとする右翼を野放しにするような今の日本を、私は絶対許さない!と思ったデモでした。