こんにちは。「皇族解散!『人間』にかえれ! 帰ってきた天皇制いらないデモ」です。
↑ ー皇族解散!「人間」にかえれ!ー 6・3帰ってきた天皇制いらないデモ より
皆さんは、天皇は日本の象徴だ、と思っていますか。天皇がいる、天皇家があることで、恩恵を受けたことがありますか。デモをしている私たちは、天皇や天皇家から恩恵を受けたことはありません。天皇制は差別の元凶、民主主義・平等に反すると、私たちは考えます。
いま、天皇代替わりを決める退位特例法案が国会に提出されており、今国会で成立する見通しですが、私たちは天皇の代替わりではなく、天皇制はいらない、天皇制をなくしたいと考えています。憲法に規定された象徴天皇制も要りません。
天皇が生前代替わりを言い出したのは、高齢で公務がきつくなったから、ではありません。天皇制を子どもや孫の時代はもちろん、未来永劫ずっと存続させようとするからにほかなりません。だからこそ、退位特例法案がアキヒト一代限りにしたことを、アキヒト天皇は快く思っていないのです。
世の中には職の得られない人、非正規雇用や会社の都合でクビを切られた人等々、生活に汲々としている人たちがたくさんいるのに、子どもの6人に一人が貧困に置かれているのに、天皇の家系が生活に困ることは天皇制があるかぎり、起こりません。
天皇家に費やす税金は年間250億円にのぼります。天皇、皇太子一家が生活費として使って良いお金は年間3億円以上。食費や衣服、遊びに年間3億円以上ですよ。一般の私たちには想像もつかない巨額な生活費。そのお金は私たちが支払う税金、貧困層からも取り立てた税金です。その金によって天皇家は無農薬有機栽培の安全な食事を摂り、優雅な服やバッグを身につけ、失業することはないのです。
貧困層から取り立てたお金について、天皇や皇族が少しでも痛みを感じたならば、お金はいらない、あるいは、日本に住む人の水準の額にしてほしいと申し出るでしょう。しかし、そんなことはありませんね。それは、天皇家という特別な身分を放棄したくないということです。こうしたことを考えれば、生前代替わりの目的が、天皇制の維持にあることがわかると思います。「高齢で公務がきつくなった」などという言葉に騙されないでください。
天皇は平和主義者、そう思っている方も多いかと思いますが、それは大きな間違いです。もしも天皇が平和主義者ならば、まずは、父親である天皇ヒロヒトが起こした戦争の責任をとるはずですが、戦後72年間、父親の戦争犯罪について謝罪の言葉を述べたことはありません。天皇は広島、長崎、沖縄、サイパン、パラオ、フィリッピンへ旅してきましたが、そこで言葉にしたのは他人事のように「不幸な時代があった」であって、「不幸な時代」をつくった父・ヒロヒトの戦争犯罪を謝ったことはありません。天皇は父親の犯した戦争犯罪について、反省し謝罪すべきです。天皇は父親の戦争責任をごまかしてはなりません。
天皇の家系には生まれたときから「様」をつけて呼びます。赤ちゃんに「様」。皆さん、変だと思いませんか。小さい子どもならば、なぜ「様」なのって疑問を持つでしょうね。
天皇という特別な身分があることは、貴あれば賤あり、蔑まされる身分があっていいということです。貧乏人、低賃金労働者、失業者がいていいということです。平等、民主主義に反します。差別の元凶です。私たちは天皇という特別な身分、天皇制はいりません。なくすべきだと考えます。
72年前、日本が戦争に負けたとき、天皇主権が間違っていたことに気づき、天皇が政治の主権を握ることを止めました。しかし、憲法1条に「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」と定めました。象徴天皇は「国民の総意」? いいえ、違います。少なくとも、デモをしている私たちは象徴天皇も天皇制も認めません。天皇を象徴として崇めません。天皇家に私たちが払った税金を使われたくありませんから、私たちを無理やり「総意」に入れるのは迷惑です。象徴天皇は「国民の総意」ではありません。
皆さん、私たちは誰もが平等であるべきと考えます。特別な身分はいらない、天皇制はいらない、なくすべきと考える人達がいることを知ってください。天皇制はいらないという考えがあることを、マスコミも報道しませんから、私たちはデモしてアピールしています。皆さんは天皇家があることで、恩を感じたことがありますか。天皇制が必要かどうか、ご一緒に考えてみませんか。