11.20天皇制いらないデモ実行委員会ブログ★

都教委包囲ネット「2・5総決起集会」特別決議

愛国心国家主義を煽り、暴力で思想・信条・表現の自由の権利を蹂躙する安倍政権・右翼勢力を許さない!

 新たな侵略戦争国家づくりにひた走る安倍政権のもと、許しがたい弾圧が沖縄で、東京で、そして全国各地で起こっています。
 去る11月20日、吉祥寺で行われた「生前退位?皇族解散だろ!11・20天皇制いらないデモ」に対する右翼、警察一体となっての闘争破壊もその典型です。
 デモ出発直後、大勢の右翼が機動隊が見守る中で、先頭の宣伝カーのフロントガラスやミラー、拡声器を散々に破壊しました。右翼はその後も解散地点まで約1時間、デモの両側から襲いかかり、横断幕、のぼり、40枚あったメッセージボード、果てはゼッケンまでを次々奪い、破り去りました。沿道に訴えるためのマイクは奪われ壊されました。天皇制批判のデモであることを示すものをすべからく破壊し、奪い去ることを狙ってのことと思われます。
 同時に機動隊は、デモの両側を壁のように囲んで公衆から隠した上で、高齢者、女性の別なく、「前へ進め」「詰めろ」などと声を荒げて押しまくりました。右翼は車道や歩道を悠々と歩き回り、モノを投げる、殴る、蹴る、引き倒すなど、好き放題に暴力をふるい、けが人も多数でました。
 警察は、目の前で暴行、傷害、器物破損、窃盗などが繰り返し行われたにもかかわらず、それを容認し、かつ軌を一にして自らもデモ参加者に罵声を浴びせつつ「規制」と称して暴力的な弾圧をかけました。それは「支配権力に背くもの、国家の秩序を乱すものに人権無し」と言わんばかりの憎悪と差別感に満ちたものであり、沖縄で反基地闘争の参加者を「ボケ、土人」と罵った大阪府警機動隊など警察全体に通じるものです。
 今回の右翼・警察が一体となっての闘争潰しは、まさに天皇天皇制という「不可侵な存在」への真っ向からの異議申し立てに対してかけられた攻撃です。しかし、今回のようなデモへの襲撃を見逃せば、やがてそれはすべての異議申し立て・デモや集会への襲撃に道を開くことになりかねません。
 改憲天皇代替わりに向けて、今回のような事態が強まることを危惧しないわけにはいきません。国会での「代替わり」をめぐる法案審議さえ、静謐を旨とすることで与野党が固まりそうな気配です。「日の丸・君が代」・元号天皇即位関連の祝賀の強制、さらにはオリンピックを通じた国威発揚愛国心教育などがさらに強まることは必至です。同時にそれらに異議を申し立てるや否や、「非国民」さらには「テロリスト」などの言葉が浴びせられかねません。少しの抵抗も許さない、そのための見せしめとして、闘う人々への襲撃・弾圧はかけられるのです。
 都教委による不当な弾圧をはねのけて闘いついできた「日の丸・君が代」への不服従の意義を改めて確認し、ともに闘いを進めましょう。それこそが思想・信条・表現の自由と権利を守る唯一の道です。卑劣な暴力にはともに抗議の声を上げ、弾圧を跳ね返して闘い続けましょう。

 以上、決議します。
                     2・5総決起集会参加者一同

 

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